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風まかせ

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風力発電機を設置しました。 ”風力・太陽光発電”のブログ

グリットタイインバータ

最近、過去の記事の誤字、脱字、意味不明の文章を修正してます。
大きく変更したところは
”タグ:グリットタイインバータ”を”タグ:グリッドタイインバーター”に変更してます。
英文は”Grid-Tie-Inverter”ですので正しい表記は”グリッド・タイ・インバーター”ですよね。
検索サイトで私の記事が取り上げられていて表記の間違っていることに気づきました。

私の記事が取り上げられている検索サイト
http://kamo.pos.to/dpoke/c/UW10/UW10810.html

”ソーラーパネルを100Vコンセントに直接つないで電気代を浮かすことの出来る「グリッドタイ・インバーター」 ”も大手ネットショップでも取り扱う販売店が出てきて随分と認知されてきたみたいですね。以前は”知恵袋””goo”などで否定的な意見が大半でした。議論されることは良い事と思います。日本の経済が法律でがんじがらめになっている状況を何とか打破したいですね。海外でヒット商品であるものが日本では陳腐化した法律で普及しないのは残念なことです。

100W~250Wぐらいのソーラーパネル1枚に「グリッドタイ・インバーター」で 100Vコンセントに直接つないで利用するぶんには問題は起こらないと思います。注意点としては屋内での常時消費電力(待機電力、冷蔵庫、温水トイレ等)を把握していることが重要です。我が家の場合、同じコンセントからテレビをつけて即座に消費するよう心掛けています。要はグリッドタイ・インバーターの送電電力が消費電力より小さければ問題ないわけです。この商品の売りはバッテリーに依存せず、手軽にエコが楽しめるところにあります。ただし、お勧めしているわけではありませんので利用に関しては自己責任でお願いします。

1000W以上の利用を考えておられる方は日本製のパワコンを使用したほうが無難です。当然、それなりの法的手続きが必要です。認証を受けていない設備でも電力会社は柔軟に対応してくれると思いますが固定買取制度の恩恵は受けられず雑電力扱いで電気料金の半分以下で買い取ってくれます。そこで不心得者が積算電力計を逆転させて電気代を浮かそうとしても今の積算電力計は逆転防止付きで逆転することはない。逆潮流する恐れがある場合は別途に売電用積算電力計を取り付けて電力会社に申請したほうが合理的です。

実際にDIYで”元々は売電目的でない”太陽光発電システムを造られた方のホームページ
http://www.wulong.jp/solar.html



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論点となっている”逆潮流”の問題ですが
電力会社は「許可した逆潮流は認めるが、モグリの逆潮流は認めない」と言ってるだけです。逆潮流した電力がパワコンから出たものかグリッドタイ・インバーターから出たものかの区別はできません。グリッドタイ・インバーターはパワコンに近い製品です。独立電源の燃料エンジン発電機とは明らかに違うものです。逆潮流を目的とせず自制の効いた小規模な利用は許容されるものと私は解釈してます。利用者が故意に”逆潮流”させても不安全で何の利益もありません。電力会社が”モグリの逆潮流”を問題視する理由は別のところあります。

古い積算電力計には逆回転するものもあるらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=iKmekEsbNmM
グリッドタイ・インバーターの普及が進めば電力会社は”利権を守る為に”逆転防止付き積算電力計に急いで交換していくことになるでしょう。こうした現象は法律問題(倫理観)で捉えるよりも経済活動(損得勘定)で見たほうがわかりやすいと思います。背景には原発事故による電力会社に対する不信感と消費者のエコ・省エネ意識の昂まりがあります。

我が家では認定の受けた太陽光発電の系統連系用パワコンを装備してますが一度だけグリッドタイ・インバーターとパワコンが競合し電圧抑制に似た異常を感知してパワコンが停止したことを確認してます。グリッドタイ・インバーターの逆潮流をブロック(阻止)したもので至って安全な運用となっています。リスクを顧みず私の自己責任による実験・研究の成果の一つでもあります。
停止したパワコンは屋内からくる異常な逆潮流を解消すべくパワコン内部の消費電力を増大させ復旧し正常運転に復帰してます。日本製のパワコンの優秀性を改めて認識した出来事です。素人の観察結果ですので各メーカーがどのような安全対策をしているかは不明でわかりません。
※ここでの”パワコン”は太陽光発電用パワーコンデショナーの略です。

電力会社の要求に屈して「逆潮流させないシステム」にする為に”逆転防止付き積算電力計”を自己負担で取り付けたとします。グリッドタイ・インバーターが消費電力を上回る発電をした時にどうなるか。家庭内の電気製品に損傷をあたえる前にグリッドタイ・インバーターが発熱して壊れます。それを回避するには別途に売電用積算電力計(逆潮流専用積算電力計)を設置すれば解決します。我が家の場合は系統連系用システムになっており、これらの要件はクリアしてます。私が500Wグリッドタイ・インバーターに対してソーラーパネルを100W、200W、300wと慎重に増設していった所以はここにあります。

系統連系用システムのない方はこのような馬鹿げた逆流防止装置を増設するよりも黙って”自制の効いたグリッドタイ・インバーターの運用”するのが得策です。いずれ外国並みに電力市場の自由化が進めばおのずと解決されていくものと思われます。
by onizahei | 2015-02-24 08:18 | 沈黙の王

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